齋藤 孝さん齋藤 孝(さいとう たかし)齋藤孝のホームページ http://www.kisc.meiji.ac.jp/~saito/ 1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。「身体感覚を取り戻す」(NHKブックス)で、2001年、新潮学芸賞を受賞。暗誦、朗誦を提唱する「声に出して読みたい日本語」(草思社、毎日出版文化賞特別賞受賞)がベストセラーになり、話題を呼ぶ。 「三色ボールペンで読む日本語」 ★★★☆☆ 齋藤 孝 角川書店 ・「技化する」という強い意識をもつことによって上達は加速する。 ・線を引くことは1つの「賭け」だ。自分の判断を表にさらすことになる。他人にさらすということ以上に、自分自身に対して、自分の思考や判断をさらすということに大きな意味がある。 ・読むということに受動的な行為ではない。考えるという主体的な行為を、常に裏に含んでいる。 ・本はとにかく「身銭を切って」自分で買って読むものだ。自分の価値判断に賭け金を払っている場合には、容易に人に渡すことはできなくなる。 ・コメントは角度をつけることに意味がある。 ・鉛筆はいつでも消すことができるという利点が決断を鈍らせる弱点となる。 ・主観と客観は思考をできるだけ遠くに飛ばす両翼だ。 ・読書とは他人の思考に寄り添う訓練である。 ・気分というにはあやしいもので、論理的に説明することができなくてもわかった気分になってしまう。 ・「肝に銘じる」という言葉があるが、そうした気持ちで本に線を刻みつけることができたとすれば、その読書の時間は、人生の喜びになる。 ・三色方式の迷いと賭け、息づきと筋肉の力感を通して、読書は、身体の営為となる。 「天才の読み方 究極の元気術」 ★★★★☆ 齋藤 孝 大和書房 ・成功が目的ではなく、成功はやりたいことをやるための手段の1つに過ぎない。 ・いつまでも精力的な人は、実は「精力がより湧くように行動している人」 ・誤りや、一見無価値なものさえ無意識的に利用している。 ・似ているものを追求して他のものを削ぎ落とす ・偶然的な要素をつねにプラスに含みこんでいく ・自らを発展途上の立場に置くことで、さらに上達できる ・いくつもの先入観で外部の世界を濾過しているのではないか ・子どものように素直にものごとに感動し、またそれを素直に身体で表現した ・経験の深さは、知識の深さによってよりいっそう深められる ・ミクロとマクロの間を自由に往復できることの大切さ ・本当の活力の源というものは、哀しみとセットになっている ・積み重ねができる人であって、だからこそすごい仕事ができる。広い意味での勉強の果てにしか天才性は発揮されない。 ・自己イメージを1つではなく複数持つことが、現実を切り抜けていく時のパワーになる ・贅沢なシンプルさ ・1人でいる孤独な自分と向き合う時間がエネルギーを充満する時間であり、パワーの源 「段取り力」 ★★★☆☆ 齋藤 孝 筑摩書房 ・「段取り力」とは社会を生き抜く力 すべて段取りという切り口で見る ・自分に合った段取りのスタイル ・付加価値を生まない作業は無駄と認識する。 ・イメージトレーニング ・不自由さの中でこそアイデアが刺激される。 ・全体で何が起こっているかを、マニュアルを構築する側の立場に立って見通す。これがマニュアルを盗む力、段取りを盗む力になる。 ・あえて無駄打ちをする。 ・「知覚されていないから鍛えることはできないと思うかも知れないけど、そこに意識を集中させることによっていくらでも鍛錬することができるんです」 ・図式化 チャート化 ・身体知 経験知 暗黙知 ・段取り八分 ・「序破急」「起承転結」 ・「段取り力」は、つまるところエネルギー配分だ。一番エネルギー値の大きいものを最重要なところにぶちこむ。 「質問力」 ★★★☆☆ 齋藤 孝 筑摩書房 ・まねる(盗む)力 段取り力 コメント力 ・ポジションチェンジ モードチェンジ ・大切なのは「質問力」というコンセプトをいつも意識する習慣をつけること。 ・離見の見 ・おもしろい話をするからといって、対話上手とは限らない。 ・母集団が20個から10個選んだのか、1000個から選んだのかで、その10個は違ってくる。10個出せるかどうかも重要だが、選んだ10個の母集団も重要である。 ・座標軸を技化する 具体的かつ本質的 頭の整理 現在と過去 ・沿いつつずらす ・専門性 ・具体と抽象の往復運動 「説教名人」 ★★★★☆ 齋藤 孝 文藝春秋 ・善いことも悪いことも自分一人でやるんだ。 ・あれかこれかとなったらマイナスを選ぶんだ。これをやったら死ぬ、という方に進むんだよ。 ・崖っぷちパワー ・悪魔のように細心に。 天使のように大胆に。 ・テスト0点 忘れる力は自信あるんです。 ・「自分の母親に『姥捨山につれていくぞ』といってごらんなさい。母親よりも、あなた自身がそれをいったときから変わることができるはずです」 ・この道を行けば どうなるものか 危ぶむなかれ 危ぶめば道はなし 踏み出せば その一足が道となり その一足が道となる 迷わず行けよ 行けば分かるさ ・能ある鷹は爪を隠すというのが大嫌いなんだ。タカならタカで、おれはタカだぞと、おれはスズメだぞ、おれはカラスだぞと、これでいいんじゃないか。 ・「いつ死ぬかわからないが、いつも目的のため坂道を登っていく。死ぬときはたとえどぶの中でも前のめりに死にたい・・・と。つまり限りなき目的への前進だ!死にこだわったりおそれたり、あるいはどうせ死ぬんだといって前進を止めるようなやつは男じゃない」 ・人間は親から貰った顔のままではいけない。その顔を自分で作って行って立派なものにしなくてはいけない。 ・二十一回猛士 「学とは、書を読み古を稽ふるの力に非ざるなり。天下の事体に達し、四海の形勢を審かにする、是れのみ」 ・「信というのは、悪魔の足でも、洗ってやればそれだけきれいになる、と信ずることだ。その反対に、どうせ悪魔の足だ、きれいになるはずがない、と思うのが不信だ。君は、どうやら、その不信の仲間入りをしようとしているようだが、そうではないかね」 ・自らを限る者 ・「考える時間を持ちなさい 祈る時間を持ちなさい 笑う時間を持ちなさい それは力の源 それは地球でもっとも偉大な力の源 それは魂の音楽 施しをする時間を持ちなさい それは天国へと導く鍵」 ・「沈黙の果実は祈りである 祈りの果実は信仰である 信仰の果実は愛である 愛の果実は奉仕である 奉仕の果実は平和である」 ・生命力への嫉妬 「齋藤孝のアイデア革命」 ★★☆☆☆ 齋藤 孝 ダイヤモンド社 ・「ずらす」「つなげる」 ・暗黙知 身体知 形式知 ・コマ割り化 ・デフォルメ ・身体経験の蓄積の差 その経験を自分で認識できるか否かの差 |